アルバイト医師のためのお役立ちコラム

労働条件通知書(「雇用契約書」を兼ねるものを含む)の確認ポイントとは?
パートタイム労働者として勤務される医師の皆様も当然、労働者ですので、労働基準法の適用を受けることになります。例えば労働契約の締結に際しては、勤務する際の労働条件については明示しなければならないと定められており、一定の事項については書面による明示が義務付けられています。

 特にパートタイム労働者については、労働基準法第15条第1項の他、特にトラブルになりやすい3つの事項について、書面で明示することが新たに義務づけられました。下記にその内容をご紹介します。

改正:パートタイム労働法第6条第1項

医師の皆様方に対し、一般的な書面での明示方法は、労働条件通知書(「雇用契約書」を兼ねるものを含む)だと思います。労働契約書、入社契約書等々、名前は多々ありますが、上記明示事項が記載されているかどうか?確認してみて下さい。

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◎    ⇒ 必要 
努力義務 ⇒ 明示するよう努めること
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◆労働契約の期間・・・◎
◆就業の場所・従事すべき業務の内容・・・◎
◆始業・終業の時刻、所定労働時間を超える労働の有無、休憩時間、休日、休暇、就業時転換・・・◎
◆賃金の決定、計算及び支払いの方法・賃金の締切り及び支払の時期・・・◎
◆退職に関する事項(解雇の事由を含む)・・・◎
◆昇給の有無・・・◎
◆賞与の有無・・・◎
◆退職手当の有無・・・ ◎
◆退職手当の定めが適用される労働者の範囲、退職手当の決定、計算及び支払の方法、並びに退職手当の支払いの時期に関する事項・・・努力義務
◆臨時に支払われる賃金、賞与及び最低賃金額に関する事項 ・・・努力義務
◆労働者に負担させるべき食費、作業用品その他に関する事項・・・努力義務
◆安全及び衛生に関する事項・・・努力義務
◆職業訓練に関する事項・・・努力義務
◆災害補償及び業務外の傷病扶助に関する事項・・・努力義務
◆表彰及び制裁に関する事項・・・努力義務
◆休職に関する事項・・・努力義務


労働契約は、医師の皆様方とアルバイト先の医療機関等の間で、それぞれの権利と義務を明確にし、約束を取り決めることです。「アルバイトだから・・・」といって、なあなあにせず、しっかり内容を確認して下さい。

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【労働基準法第2条】
第1項 労働条件は、労働者と使用者が対等の立場において決定すべきものである。
第2項 労働者及び使用者は、労働協約、就業規則及び労働契約を遵守し、誠実に各々その義務を履行しなければならない
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コラム執筆

コラム執筆

社会保険労務士 岩野真也

全国社会保険労務士会連合会 登録番号:第13050146号/
東京都社会保険労務士会 会員番号:第13284905号

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